自然に囲まれ、ロープや木の板を使ったチームビルディングは、単に楽しかった、だけではありませんでした。各活動の目標は単純であり、それを達成したからといって、何かもらえるわけでもないのですが、全員が必死になりました。目標が何であれ、協働することが楽しいからです。
励ます人、まず主張する人、口数は少ないけどいつも一番に手を挙げる人、進んで助ける人、後ろでそっと支える人、文句を言わない人など豊かな仲間の存在に気付きました。課題を解決するには、全員の力が必要で、全員が責任の一端を担っていることにも気付きました。
出発前生徒は、第2言語での意思疎通に不安がありましたし、今でも多少あることでしょう。しかし、すでに生徒たちは、一般的に言う英語力、検定試験の高得点だけでは協働できないとわかっています。言葉よりも、心の壁の方が越え難いことがわかりました。
インターナショナルクラス生徒は、工学院の『創造、挑戦、貢献』をアメリカで実践しています。毎日新しいことに挑戦し、ものづくりをし、チームに貢献しています。
貢献は協働へと変わり、平和へと繋がることでしょう。全ての学びと体験が繋がり、自分が活躍できる場を見つけ、世界へ貢献できる人となることを願っております。