工学院大学附属中学校の中学3年生が夏休みに実施する夏期海外研修のレポート用blogです。
■HBインターナショナル 8/4~8/19 アメリカ・アラバマ州ハンツビル スペース&ロボティクスキャンプ
■HB特進・特進理数 8/8~8/28 オーストラリア・南オーストラリア州アデレード 異文化体験研修

【エンカウンター】8月14日(火) 2日目 午後授業スタート

今日も青空が広がる気持ちいい朝を迎え、皆元気に登校してきました。週末の天候は、晴れ時々曇りのち嵐でしたので、昨日今日と清々しい気持ちで一杯です。生徒達は顔色よく食欲もあり、気になるのは英語力だけですので皆さんご安心下さい。
今日の午後はスクールバディーと一緒に授業を受けるのですが、昨日のリセスでスクールバディーに会えなかった生徒はどうすればいいのですかと質問があり、急遽コーディネータのYu先生と打ち合わせました。Yu先生からは、スクールバディーはランチタイムに工学院生を迎えに来ることが伝えられ、スクールバディーが午後どこの教室でどの授業をうけるのかわかる一覧表を頂きました。昨日は工学院生が校外でランチを食べたのでスクールバディーと会えず、わからなかったのも仕方ありません。一覧表が手元にあり問題解決です。

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打ち合わせを終え教室に戻ると、BEE先生からは宿題が出されていました。今日は2段落分の英文を書くことです。これも平素から書き慣れている量なので工学院生には問題ありません。しかしながら、訳あって昨日の宿題が未完成の生徒が半分ぐらいいたのには困りました。今晩はFirst Things First!(Uncover 3を思い出して!)でいきましょう。

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今日の授業のトピックは「日本とオーストラリアで同じもの、違うもの」でした。日本と同じものとして、昨日の市内散策でKFCやマックを見かけたことを思い出してファストフードという身近な話題から始まりました。さらに朝食は何を食べた?トースト、シリアルは日本もオーストラリアも同じだね、今日のランチは何?と食べ物つながりで話を広げていきます。みんなでランチボックスを見せあって授業を進めました。バナナやリンゴを持ってきた生徒もいれば、マンダリン(オレンジ)という日本のミカンに近いものを持ってきた生徒もおり、比較しながらいろいろ学びました。その後スーパーマーケットの広告を使って、食べ物、飲み物、日用品について、日本と同じもの、違うものを確認しました。authentic materialsを利用することで生徒達は英語で書かれていることすら忘れて、目を輝かせて読み通していました。ここでリセスタイムになりました。

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リセス後は広告から読み取った情報に基づいて、I found these foods were the same as Japan.....と各自で発表しました。(Nestle)MILOを日本語では「ミロ」と呼びますが、現地では「マイロ」と言うようです。工学院生がミロ、ミロと言っても発表の時に伝わりませんでした。capsicum(パプリカ)の発音が苦手な生徒がおり、練習するようにとも言われました。早く終わった生徒は広告を見て50ドルでホストファミリーに料理を作るというタスクが与えられました。予算内で何を買うのか、ホストファミリーの味ごのみは?買った物をどのように調理するのか、最終的に何をいくらで作ったのか発表し、その評価は?とPBLも自ら進めて難なくこなしています。

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今日のESLでは食べ物からショッピングについて学びましたので、最後のセッションでは店や品物の名前を確認しました。実生活に直接関わる表現なので覚えておく必要があります。特にイギリス英語であるchemist、newsagent、tinはオーストラリアでは普通に使われるのでアメリカ英語しか知らないと困るかもしれません。

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ランチをスクールバディーと一緒に食べられた生徒もいれば、お互い既に食べ終えた生徒もいました。バディーとは「初めまして」と今日が初顔合わせの生徒がほとんどで、お互いちょっと緊張した様子でした。中にはバディーと一緒にバスケットボールをする生徒達もいました。バディーを探し回ったりしたこともあり昼休みもあっという間に終わり、午後の授業が始まりました。

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午後の授業はスクールバディーが受ける授業に一緒に受講しますので、生徒それぞれ異なります。一覧表によると、サイエンス、物理、数学、芸術、音楽、体育、ダンス、英語、日本語とたくさんの授業があります。馴染みがないものとしては、Crest、Humanities、Christian St.、Communicationsがありました。内容はわかり次第伝えていきます。

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今日は日本語の授業を受ける生徒が2名いました。英文を日本語に翻訳しているバディーや他の現地生徒を助けるのに大活躍でした。現地の生徒は「ついたち、ふつか、みっか」と複雑な表現も学んでおり、レベルは相当高いです。

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その他の授業は少し特殊性があったり、難易度が高かったりと、工学院生は様子見または見学になりました。体育はバスケットボールでしたが、選択の授業のためスキルの高い生徒が集まりやむなく見学。ダンスは女子生徒だけの授業で狭いスタジオで練習していたので、男子生徒が一人参加することはおろか、見学するのも気が引けてしまい、体育館でバスケットボールを見学しました。

Crestの授業では、様々な調査方法を学び、実際それに基づいて一つの案件を自分で調査するというレベルの高い内容でした。Christian St.も日々の生活と神の関わりについて学ぶ専門性の高い授業でした。英語は試験直前ということで、一緒に教室にいてもいいのですが、ピンと張り詰めた雰囲気で黙々と自習をしている現地生徒に迷惑をかけてもということで図書館で自習することにしました。今日はそういう事情で午後の授業の写真は少ないですが、明日は物理、サイエンス、数学もあるので工学院生が活躍できる場面が増えると思います。

頑張れ工学院生!国が変われば、学ぶ内容も変わる。内容が変わっても一人一人の努力は全く持って同じであり、結局は自分の将来に関わり社会につながることを再確認しよう!